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淡水生物学研究所の活動

静岡・熊本で天然ウナギの産卵海遊調査を行いました!

IFB

2024年12月2日に静岡県、12月13日に熊本県にて、天然の下りウナギにポップアップタグを用いて産卵回遊の調査を行いました。

静岡県では浜名湖から船で出発し、水深約700メートルの海域で5個体を放流しました。

熊本県の有明海では湾内の浅い海域で3個体を放流しました。 ウナギが外洋に出ていくデータが取れるかどうか、初の試みです。船の上からイルカがたくさん見えました!

今回の調査では株式会社海老仙、遊漁船ジャンキー、熊本県水産研究センターの皆様にご協力いただきました。 ありがとうございました。

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長野大学満尾ゼミの学生が淡水研を訪問しました!

IFB

2024年12月12日(木)、満尾世志人教授の1年生ゼミ生15名が、ゼミ活動の一環として淡水生物学研究所を訪れました。淡水生物学研究所について、河川生態・ニホンウナギに関する研究プロジェクト、淡水研教員の研究、教育、社会貢献、歴史についてゼミ生は説明を受けました。また、施設内の野生の魚類系統のストックや、施設・設備などを見学しました。

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新しいウェブサイト

Hiroshi Hakoyama

淡水生物学研究所のウェブサイトには以下の特徴があります:

  • システム:OpenBSD and httpd
  • 高速かつ簡潔:sblg, gzip compression
  • セキュリティ:chroot, pf, https, HSTS (HTTP Strict Transport Security), etc.
  • 英語と日本語に対応
  • レスポンシブデザイン:モバイルデバイスに対応
  • 構造化マークアップ:http://schema.org
  • 文法的に正しい HTML
  • Markdown (lowdown) & makeで簡単更新
  • bibtexで出版物管理
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河川生態学術研究発表会(東京証券会館ホール)で千曲川・信濃川研究グループが成果発表しました!

IFB

2024年11月21日、東京証券会館ホールで千曲川・信濃川研究グループが河川生態学術研究発表会で成果発表を行いました。

Hiroshi Hakoyama* (IFB, Nagano University) On the importance of habitat continuity for riverine ecosystems and related restoration measures.

Alessandra CERA*, Sakie KODAMA, Leanne FAULKS, Hiroshi HAKOYAMA (IFB, Nagano University) Effects of water flow velocity on metabolic functionality of freshwater epilithic biofilms: a field and laboratory study.

Leanne FAULKS*, Alessandra CERA, Sakie KODAMA, Hiroshi HAKOYAMA (IFB, Nagano University) River fragmentation at the local scale: effects on biodiversity.

井土貴斗,吉村芽唯,*豊田政史(信州大学工学部)横断測量データと航空写真からみた千曲川中流域における河道変遷

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日本経済新聞の記事に箱山教授のコメントが掲載されました

IFB

2024年11月20日、日本経済新聞紙面・電子版の記事、「川の環境保全へ数値目標 干潟面積など、国交相が設定促す 生態系回復 見える化」「河川環境に目標数値、生態系維持へ新制度 国交省」に箱山教授のコメントが掲載されました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE06AK30W4A600C2000000/

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第8回IFBセミナー

吉田 誠

淡水生物学研究所会議室で第8回IFBセミナーが開催されました。

演題:環境に応じて浮力を調節する魚類

講師:吉田 誠

所属:東京大学大気海洋研究所、特任研究員

要旨:水中を泳ぎ回る多くの魚類は、鰾(うきぶくろ)に空気をため浮力を得ることで自重を支え、泳ぐ際のエネルギー消費を低く抑えている。一方、十分な浮力が得られない状況下では、尾鰭を振らずに潜行するグライド遊泳を活用して移動コストを低く抑えている。淡水魚キャットチャネルフィッシュや、浮力維持に関わる質に配慮した琵琶湖産の2系統のコイのバイオロギング研究をとりあげる。野外での彼らの行動記録から遊泳中の浮力状態を推測し、生息環境に応じた浮力調節の動向に注目したこれらの研究をしながら、浮力の見方から三魚類の行動的な適応について考察する。

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シラスウナギ調査グループの会議がIFBで行われました!

IFB

2024年10月24日、水産庁委託の国際資源事業ウナギユニットのシラスウナギ調査グループの会議が淡水生物学研究所で行われました。シラスウナギ調査グループでは漁業によらない直接調査でシラスウナギの来遊状況の長期調査を複数の地域で行なっています。オンライン配信も行われ水産庁やウナギユニットから20名以上の出席がありました。以下の議事次第に従い、活発な議論が行われました。

次第

日にち:2024年10月24日

時間: 13:30-15:40

場所:長野大学淡水生物学研究所会議室 上田市小牧1088, TEL0268-22-0594

  1. 開会

  2. 宮崎のシラスウナギ調査   高橋 輝/林田秀一(オンライン)(13:30-13:50)

  3. 和歌山のシラスウナギ調査  揖 善継(13:50-14:10)

  4. 鹿児島のシラスウナギ調査  塩先尊志(14:10-14:30)

休憩 10分 (14:30-14:40)

  1. 福岡のシラスウナギ調査   望岡典隆(14:40-15:00)
  2. 千葉のシラスウナギ調査   馬渕康彦(15:00-15:20)
  3. 総合討論(15:20-15:40)
  4. 閉会

休憩 10分(15:40-15:50)

データ分析打ち合わせ(15:50-18:00)

  1. 時系列データの分析について2 箱山 洋(15:50-16:10)
  2. 各JVの調査データの分析について検討(16:10-18:00, 途中休憩あり)

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令和6年度河川生態学術研究会・千曲川現地見学会が行われました!

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2024年10月17〜18日、河川生態学術研究会に所属する千曲川・信濃川研究グループ(代表:箱山 洋教授)の研究フィールドの現地見学会が行われました。河川生態学術研究会の親委員会のメンバー、同研究グループのメンバー、そして事務局として国土交通省の関連部局およびリバーフロント研究所の総勢五十名以上の参加者がありました。国土交通省の河川生態研究費によるこのプロジェクト研究では、河川の分断化の魚類個体群・群集への影響をテーマにして、信濃川全域の大きなスケールでのダムなどによる分断化、本流と支流・用水路の間の比較的小さなスケールでの堰による分断化の研究を行なっています。今回の見学会では、宮中取水ダムや、淡水生物学研究所の小さなスケールの堰を対比させながら見学するとともに、千曲川河川事務所が取り組む流域治水における工事現場(上今井遊水池等)も訪れました(写真)。千曲川・信濃川研究グループは学術的な研究を第一の目的とし、その成果を国土交通省が取り組む流域治水に役立てていきます。

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上田西高生主催UNMP 第7回が淡水研で開かれました!

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2024年9月23日午前、淡水生物学研究所会議室で第7回UNMP (上田西学びプロジェクト) が開催されました。5名の生徒が参加し、それぞれの興味のテーマについて発表しました: 千曲川の水質環境と生物の関係、水生昆虫の生態、アカハライモリの生態。また淡水研からはヤツメウナギの生態と千曲川の水質分析についてを話題提供しました。上田西高校の生物同好会と淡水研は定期的にイベントを開催し、探究活動を連携しています。

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国土交通省主催・河川環境保全モニター会議に児玉准教授が参加しました

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2024年9月10日、国土交通省・千曲川河川事務所による河道内にインパクトを与える工事事業に関する河川環境保全モニター会議に、魚類担当として淡水研の児玉准教授が参加しました。千曲川流域での遊水池、川道掘削、公募伐採の各予定地を周り、魚類の河川環境保全の観点から事業計画に関し意見を提供しました。この事業は、令和元年に甚大な被害をもたらした東日本台風を受け緊急治水対策として立てられたもので、魚類、鳥類、植物それぞれの生態学的観点を参考に実施されています。治水と自然再生の両立を目指し、多自然型・環境教育としての目的を兼ね備えた河川事業計画が行われています。

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