環境DNAを調べることで信濃川全域で淡水魚類相の調査を行いました
児玉助教・Faulks客員准教授・箱山教授による信濃川全域の淡水魚類相を把握する調査を2021年9月13-14日に行いました。環境DNAにより種組成を把握するもので、千曲川(信濃川)の源流域から河口まで367kmの大規模な調査となりました(図参照)。環境DNA調査は環境水から微量なDNAを検出する方法で、直接魚を捕まえることなく河川水の分析で魚類の生息状況を把握することができます。早く結果が見てみたいですね。
この調査は、国土交通省の河川砂防技術研究開発地域課題分野(河川生態)FS「河川における生息地連続性の重要性-河川生態系への影響評価および保全方策」の一環として行なっているもので、淡水生物学研究所を中心として信州大学・長野県水産試験場が研究グループを作って大型プロジェクトを令和3年度から開始したところです。