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淡水生物学研究所開所式が11月15日に行われました

IFB

長野大学淡水生物学研究所の開所式が秋晴れのなか2021年11月15日に行われました。上田市、大学、研究機関、地域の関係者が出席し、平井利博理事長からの開会挨拶、土屋上田陽一市長、土屋浩上田市議会議長からの祝辞、箱山 洋所長からの概要説明、ケヤキの記念植樹、東北大学大学院占部城太郎教授による記念講演「長野大学淡水生物学研究所への期待」、中村英三学長による閉会挨拶が行われました。

上田市長は、「千曲川の河川の水を使っている全国的にも珍しい研究所と位置付けられる。研究が理工学部の再編にも大きな位置づけとなる。淡水あるいは生物学はたいへん広い範囲になっており、可能性は広い。研究所を長野大学の学生が利用することに加えて地元の高校生への高大連携にもつながってくる。生物学、自然科学、あるいは生物資源に対する高校生あるいは中学生の志を実現する場所にもなると考える。様々な可能性を含む淡水生物学研究所を、行政としてもしっかりと連携しながら取り組んでいく」と述べられました。

占部教授はその講演のなかで、「日本の大学で初めて河川施設を持つ研究所ができた。淡水生物の先端的高度研究を推進することが何よりも重要である。世界の最先端の研究がなければ始まらない。人材育成・研究成果の地域貢献も先端の研究があるからこそ可能になる。それが地域のブランド・大学の魅力の向上になる。志を大きく持って、世界にも地域にも貢献できる研究所になってほしい」と述べられました。