占部城太郎特任教授が淡水生物学研究所に着任しました!
令和4年度から東北大学理学部生物学科(生物学科長)に所属の占部城太郎教授が、クロスアポイント制度を利用し、長野大学淡水生物学研究所の特任教授として着任しました。エフォートは長野大学が30%、東北大学が70%となります。長野大学においては、淡水生物学研究所における教育・研究のみならず、大学の経営指導や、設置予定の理工系学部生物環境系の設置にも取り組まれます。
占部城太郎教授は、水圏生態学の分野で世界の第一線で研究を進められています。河川湖沼などの淡水生態系をフィールドに、動物プランクトンの生活史から、群集、生態系、人間社会まで幅広い課題を対象に研究を行い、環境変化が生物間の相互作用や水圏生態系の物質循環にどのような波及効果を及ぼすかを明らかにしてきました。東京都立大学、京都大学、東北大学を通じて学部生・大学院生を多く育てるなど、教育や人材育成に実績があり、東北大学では理学部生物学科長や浅虫海洋教育研究センター長を務められました。また、国交省や環境省の各種委員の他、学術振興会学術システム研究センターの専門研究員を努められています。国内外の学会活動にも精力的で、日本生態学会においては第19期学会長を、現在は応用生態学会会長や陸水学会評議委員を努められるなど学会活動においても重要な役職を兼務されています。日本生態学会賞や生態学琵琶湖賞、米国陸水海洋学会フェローなどの受賞歴があります。本学においては、淡水生物学研究所の準備委員会の委員を担当しただけでなく、現在は学部学科再編準備委員会の委員として長野大学の改革に貢献しています。