箱山 洋教授が河川環境保全モニター会議に出席し、千曲川の現地視察を行いました!
2023年8月21日の午後、国土交通省・千曲川河川事務所による河川環境保全モニター会議および現地視察会が行われ、淡水生物学研究所の箱山 洋教授が河川モニター委員として出席しました。国土交通省では自然環境に配慮した流域治水を進めているところであり、河川環境保全モニター会議は有識者委員(河川モニター)が生物保全の観点で事業に意見を述べるものです。箱山教授は河川環境保全モニター(生態学)としてこの会議に出席し、地域の流域管理の課題に貢献しています。会議では緊急治水対策プロジェクトによる河道掘削の現場や埴生遊水池予定地などの視察を行い、千曲市の千曲川河川事務所戸倉出張所でモニター会議を行いました。会議では自然再生事業について、砂礫河原の再生だけでなく、ヤマセミなど地域のシンボリックなアンブレラ種の保全を目的とした事業への提言が行われました。また、遊水池に湿地やたまりなどの生態系保全機能を持たせることについても議論を行いました。
Fig. 1 河道掘削の現場
Fig. 2 松代の長芋。河川敷が畑として使われている
Fig. 3 遊水池予定地(埴生)
Fig. 4 遊水池予定地(埴生)付近