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Rパッケージ “extr: Extinction Risk Estimation” がCRANに公開されました

IFB

2025年9月21日、長野大学淡水生物学研究所の箱山洋教授が開発したRパッケージ “extr: Extinction Risk Estimation”が、CRAN(The Comprehensive R Archive Network)に正式公開されました。

本パッケージは、ドリフト付きウィーナー過程(Wiener process with drift)に基づき、個体群動態データから絶滅確率を推定する手法を実装したもので、新たに提案された w–z法による信頼区間構築(Confidence Intervals for Extinction Risk)(Hakoyama, 2025, arXiv preprint)を含みます。

この手法は、限られた観測データでも精度の高い絶滅リスク評価を可能にすることを特徴とし、PVA(Population Viability Analysis)の信頼性検証やIUCNレッドリスト評価への応用を目的としています。