ホーム / 教育と地域連携 英語

千曲川・信濃川研究グループ

国土交通省河川砂防技術研究開発公募研究費(河川生態):「河川における生息地連続性の重要性 — 河川生態系への影響評価および保全方策」(研究代表:箱山 洋)

日本で最も長い河川である信濃川は様々な生態系サービスを提供する一方で、ダムによって大きく分断されています。千曲川・信濃川の漁獲量はかつての1/100から1/1000まで減少し、魚類の減少の懸念が高まっており、その少なからぬ原因は生息地の分断にあると考えられます。

river_project_1 river_project_2 river_project_3

また、一方で、大規模な河川の撹乱(台風19号の被害は記憶に新しいところです)は、人にも淡水生物にも大きな影響を与えています。国土交通省千曲川河川事務所は河川の生物多様性に配慮しつつ千曲川の治水対策(護岸・掘削・遊水池など)の工事を進めていますが、ここでは、いかにして自然に配慮しつつ治水を進めるかという河川生態工学的な研究と実践が求められています。

river_project_4 river_project_5

淡水生物学研究所では、箱山 洋教授が新たに地域の研究者とグループを作り(千曲川・信濃川研究グループ)、国土交通省の競争研究費により、河川生態系における攪乱や河川工作物の存在が、生息地の連続性、さらには個体群・群集の健全性・持続性に与える影響を明らかにしようとしています。

千曲川・信濃川水系および上田市内の本流・支流・用水路を主たるフィールドとして、魚類等の淡水生物の生息地連続性を把握し、出水による河川の攪乱や河川工作物が、その連続性、さらにはメタ個体群の構造や持続性、群集構造、生物間相互作用に与える影響を明らかにする研究を進めています。最終的には、流域全体のシステムとしてどのような規模で魚類の移動を確保する必要があるのかを評価し、魚道の拡充整備などに関する提言としてまとめたいと考えています。

機関名 研究者
長野大学・淡水生物学研究所 箱山 洋
長野大学・淡水生物学研究所 児玉 紗希江
長野大学・淡水生物学研究所(東北大学) Leanne Faulks
長野大学・淡水生物学研究所 → University of Vienna Alessandra Cera
信州大学・工学部 豊田 政史
信州大学・工学部 飯尾 昭一郎
長野県水産試験場 上島 剛
長野県水産試験場 小松 典彦
長野県水産試験場 田代 誠也
長野県水産試験場佐久支場 新海 孝昌